鉄腕ポエム(第一部)

2004/10/10  新宿 LOFT/PLUS ONE
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/

第一部だけ見て来ました。鉄腕ポエム。印象を一言でいうと、「男くさい」イベントでした。好みが分かれると思います。私自身は「こういうのも良いね」という感じ。ゲストのミュージシャンの方も河島英吾ふうの味のある男くささ。近藤洋一さんの趣向なんだなぁ、と思ったものです。

 男くさくも、比較的爽やかに感じたのがしげかねとおるさんでした。いつものように内容はコミカル、爽やかな関西弁。「はちみつで鳥を無意味に整列させる」ところは、以前どこかで聞いたのに笑ってしまう。

また絶叫する人が多い中、「ほのぼのパパさん風」のリーディングをする西村智昭さんは、返って目立ってました。他の方がパワー全開で、見てるほうも力が入る点、西村さんのときには、良い意味で飲み食いする音が聞こえ、リラックスして聞けました。ほんとに、日常を語っていました。マイペースに!こういう人、尊敬してしまう。

絶叫する人が多い中、絶叫してました。死紺亭柳竹さん。でも彼は「作り込み」の丁寧さにはうなってしまいます。私も「作り込み」好きですが、経験と実力の足りなさから、半分も出せずに逃げ出してしまう。彼は舞台に上がると九割くらい出し切ってる(ように見える)ので、単に緊張とかの問題ではなく、すごいと思いました。

神戸からやって来た小笠原淳さん。兵庫出身の私は応援したくなる。。。以前、朗魔のレポートに書いたとおり、「芸術の流れ」という感じ。でも今回は、この人はこのままでいいかも?と思ってしまいました。個人的に聞くのが4回目くらいの詩は、ようやく何かが見えてきた感じでした。オガジュンワールドにやっと追いついたのかな。帽子、似合いすぎ。

私が今回一番印象に残ったのが、里宗巧麻さんでした。見た感じは手塚治虫の漫画の脇役男前キャラのような悪役のような、微妙な濃さ。一つ目のリーディングは宇宙をテーマにしてたような?お話。無邪気な子供のような語り口調が独特な世界観を作っていました。

二つ目はノイズのような音源をバックに延々激しくしゃべっているパフォーマンス。「声は聞こえるけど内容まではわからない」という演出でしょう。いやぁ〜、持ちましたね。けっこう長かったのに、ずっと集中して聞いている自分がいました。

全員、書きたかったけどパワー切れ。。。申し訳ないです。おなじみの皆さんだったということで。ほんと聞いてるだけでもパワー使いました。でも第一部の最後がミキさんだったのは、私としてはスカッとした気分になれました。なんとなく。

以上、木葉揺でした。


2004/10/12

inserted by FC2 system